2019年03月28日

春こそ!プチ断食のススメ

先週、久しぶりに

風邪を引いてしまいました。


熱はないけれど

くしゃみ、鼻水、

鼻づまり、頭重感…。


少しボーっとして

「あれ、風邪?花粉症?」

といった感じ。


パンやヨーグルトなど

白いものを好んで

食べるようにもなっていました。


そう、まさにカパが

増え過ぎた結果だったのです。


アーユルヴェーダの五元素

=地・水・火・風・空

の視点から見ると


余分な「水(液体)」や

「地(固体)」が溜まって

「空(空間)」が詰まり


「空(空間)」が詰まっているから

「風(動き)」が起きず

「火(熱)」である消化力が下がり

冷たく重たく鈍い状態になった

と言えます。



つまり、不調をリセットするには

余分な「水」や「地」を

取り除くことで

「空」を増やし


動きという「風」によって

「火」を起こすように

消化力を上げること


なのですが


具体的に何をしたら良いのでしょうか?


春と言えば…


「そうだ、京都に行こう!」ならぬ


「そうだ、断食しよう♪」


なのです。



アーユルヴェーダでは

健康な人にも週1回のペースで

断食することを薦めています。


断食は、太らないために

食べないことではありませんし、


たまたま食事ができなかったので

結果的に断食になった

というものでもありません。


自分の胃腸を休めることで

体をいたわり


体だけでなく心や精神を

健やかにクリアにするといった

積極的な目的意識をもって

行なうことがポイントとなります。


食べるもの

食べること

生きることに関して

改めて見つめ直す機会にもなるでしょう。


断食する前後で

断つ食事の回数と同じだけの食事を

お粥などにすることも

胃腸の準備とアフターケアとして

欠かせない大切なポイントとなります。


では、前置きが長くなりましたが、


【無理なくできる一日断食の方法】


をお伝えします。


1)前日の食事は軽めにしておきます。

2)当日は一日かけて

  合計1−2リットルのお湯を

  少しずつ頻繁に飲みます。

3)翌日はお粥→雑炊→和食など

  徐々に通常食に戻していきます。

  「復食」と呼ばれます。


注意事項


特に血糖値が下がりやすい人は

週1食だけの断食から始めましょう。


体力や持久力が著しく低下するのを

感じたら、それ以上は続けないで

おきます。


反応を見ながら、大丈夫そうなら、

翌週は2食を断つといったように

段階的に進めるのが賢明です。


頑張りすぎず、心身が軽く

そしてクリアになる爽快感を

味わうに留めましょう。


病気の方や通院中の方は

かかりつけのお医者様に

相談してから

行なうようにしてください。



…ということで

私も初心に返り

久しぶりに丸一日

断食しました。


風邪の症状は一日かけて

収まっていきましたが


頭は最初から

クリアになったため

色んなことがはかどって

とても良い気分で

一日を過ごせました。


また、食事の準備や

後片付けなどに

時間を費やさなくてよい分、

一日がたっぷり使える

お得感も断食のメリットです。


初めて一日断食したのは

10年以上前のことですが、

翌朝起きたらフラフラでした。


普段から空腹時に血糖値が下がる

自覚もあったので、

次からは枕元に水と岩塩と黒糖を

置いて床に就くようにしたものです。


久しぶりの今回の断食では

断食中に血糖値が下がった感じも

全くなく


翌朝の気分もスッキリ爽快

体力もいつも通りでした。


人間の体の組成や変換力は

変化していくものなのだなぁと

感心します。


魂の器として

生きている間の借りものである身体。


改めて大切に使っていこうと感じます。


春こそ断食。


ジメジメした梅雨、

ジリジリと焼け付く太陽の熱で

体力も消化力も消耗しがちな

夏に備えて


しっかりと土台を整えることにも

つながっていきます。


泳ぐイルカ2匹.jpeg




アーユルヴェーダ・サロン アーユルシンフォニー
横浜市青葉区藤が丘1-31-12 トゥルース205
tel & fax:  045-972-6785
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2019年03月21日

土台を整える

今日は昼間の時間と夜の時間が

半々になる春分の日。


何かが終わって

何かが始まる

切り替わりの日でもあります。


新しい何かが始まる時

想いをカタチにするにあたって

これから何を積み上げるにしても

しっかりとした土台を

整えておくことは

とても重要です。


あなたにとっての

土台は何でしょうか?


まずは何といっても

誰にとっても

大切な土台は

健康ですね。


体の健康

心の健康

そして霊性における健康。


元気でいると

何となく色んな物事が

上手く行きます。


もしも

「最近、ちょっと元気がないかなぁ」

などと感じているなら


人の手を借りてでも

さっと身軽に

土台を立て直すような行動を

起こすことをお薦めします。


私の一押しは

もちろん

アーユルヴェーダの浄化療法ですが


その時の自分にピンと来るものなら

何でもトライしてみると

良いと思います。


案外、ひとりで迷ったり

悩んだりしているよりも

サクッと解決して


明るい視野が開けたり

新しい道が開けてきたりするものです。


健康という元気の土台が整えば

人間関係や社会で

実現していきたいことに対しても

試行錯誤するゆとりが

できてくるのではないでしょうか。


年齢を重ねるにつれ

自分自身だけでなく

身の回りでも

予想外の出来事に対応することが

増えてくるかと思いますが


様々な面でゆとりを持てる土台を

整えておけたかどうかで

対応の質や、解決のスピードが

変わってきたりします。


また自分自身への配慮と

周りへの配慮のバランスも

偏りすぎないようにして

おきたいものです。


お仕事や家庭などで

アクティブに活躍している方は

メンテの意識が高いなと

感じます。


次に土台として

人間関係も外せません。


現代社会では

インターネットで

手軽に多くの人と頻繁に

繋がれる環境があるからこそ


顔を見る距離にいる身近な人と

双方向で

気持ちや思いを伝え合う関係が

築けているかは

大きなカギになると思います。


真の豊かさの土台になるのは

数より質。


身近な間柄なのに

居心地の悪い関係になっているなら

上手にそっと距離を取ることを

考えるのは賢明なことです。


時間という距離

空間という距離

言葉のかけ方という距離


適切な距離をとることが

できるようになれば


自然と相手への思いやりも

内側から湧いてきて


自分を好きでいられます。

↑ これ、けっこう重要。


健全な人間関係は

精神的健康の大きな土台です。


そして、もうひとつ

肝心なのが自己受容。


どんなに人が羨むようなものを

備えていても

そこそこ幸せな状況が

整っていても


自分を受け入れたり

受け留めたりできなければ

自分自身が満たされる日は

永遠に来ません。


まず人との比較や

そこから生まれる負の感情に

巻き込まれるのを止めること。


自分と誰かを比べたり

それで落ち込んだりする自分に

その瞬間に気づいて

そして

それを止めることを

選ぶことです。


こうした心のクセは

人が社会的生き物である以上

誰もが持ち得るものだと思います。


ただ、この心のクセという

半自動的な反応に

自分自身でこまめに気づいて

解除していくことで


私たちは古いパターンの自分を

解放し

軽やかに自分らしく

自信をもって

生きられるように

なっていけるのだと思います。


まとめ

土台として整えたい3つのポイント

健康 × 人間関係 × 自己受容


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蛇神ククルカン降臨しました〜♫
(2017年春分の日メキシコ・マヤ遺跡チチェン・イッツァにて)





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2019年03月15日

季節の対策〜春はカパ・後編〜

春は地上に

水と土が元となるカパのエネルギーが

増える季節です。


植物も芽吹いて成長します。


冬には強かった消化力も

春には徐々に弱まっていきますので、


太りやすい人は運動や食事に

気をつけないと危険です。


苦味・渋味のある山菜など

春の旬のものは私たちの消化を

助けながら滋養を与えてくれる

自然の恵み


積極的にいただきたいものです。


冬至から日照時間も徐々に長くなり、

上昇気流が起きて暖かさを感じますが、

大地にはまだ冷たさが残っています。


ドーシャは一般的に増える傾向が

ありますので


もともとカパ体質・性質の人は、

春の季節的な影響を受けやすいです。


むくんだり、冷えたり、

花粉症や喘息などのアレルギー症状も

カパのエネルギーが増えすぎた結果です。


眠りすぎや運動不足は

さらにカパを増やしますので


早起きして熱いシャワーを浴びて

シャキッと目を覚ましたり

こまめに体を動かすことをお薦めします。


モノが多すぎるのもカパの特徴です。

断捨離して心までスッキリさせましょう。


自然界の影響による

カパ的症状が出ていない人でも


特に日本では年度の変わり目もあり


引っ越しや生活状況の変化で

忙しくなると


ヴァータが増える可能性もあります


乾燥や痛み、冷えが気になるように

なるかも知れません。


ヴァータが増えると

せっかちになったり

不安になったりもしますので


ヴァータを減らすためにも

スケジュールを入れすぎず

休憩をちゃんと取ったり


早めに寝て

睡眠時間をしっかり確保することを

お薦めします。


また、気が上がりやすい春は

熱の特徴を持つピッタが

夏に向けて徐々に増え始めます。


ピッタが過剰になると

ちょっとしたことでも

イラっとしやすくなります。


いわゆる冷えのぼせ状態ですから

頭寒足熱を心がけたいものです。


森林浴や月光浴など

自然のパワーを借りて

クールダウンするのもお薦めです。


熱がこもると血液も汚れやすくなり

皮膚の問題も出やすくなります。


夜更かしして

パソコンやスマホの画面を見ていると

脳の血液を大量消費するだけでなく


夜10時から午前2時までは

ピッタが増える時間帯でもあるため

ピッタ悪化に拍車がかかるので要注意です。


…ということで、個人的なことですが、

私はだんぜん早寝早起派です(^▽^)/


アーユルヴェーダの生活処方は

自然の法則に基づいたシンプルな考え方が

基本になっています。


時代を超えて洋の東西を問わず

有効活用されてきた知恵を


ハーブオイルによる浄化療法と併せて

ひとつでも実践していっていただけたら


自然と調和した健やかさを

楽に生きていただけるようになると思います。



菜の花とミツバチ.jpg





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